癖になる作品でした。
久しぶりの商業作品を聞いて、自分が「耳のリハビリ終わったかも…!音声作品聞くの楽しい…!!」と思えた作品なので、違う意味でも感謝してますw
個人的に大事なポイントとして、「ヒロインがいい子である」というのを抑えていたのも良かった。
没落した生家を救うため、ひどい扱いをされることも覚悟して嫁いだ人が、優しくしてくれて、夫婦として扱ってくれて本当に心を許したんだと思います。健気で、すごく好感が持てました。
雪久さん、いい声ですよね…久しぶりに「腰に響く声だなぁ…」と思いました。千渡レナドさんです、よろしくお願いします(?)
なんというか、彼のことも理解できるんですよねぇ…
今までいろいろ不遇な目にあったから、ヒロインのことも純粋に好意を向けることはできなかったんだろうなと。
「どうせ自分は正当に評価されない」=ヒロインも表面上は仲睦まじく振舞っていても、内心は自分のことを正しく見てはくれない
最初から疑ってかかってるんですから、心なんか開いちゃくれないよね。
(でもヒロインに関してのこの評価は、凄まじいブーメランでしたよね。彼女のことを信じていれば、もっと早くから「大切な人」という認識ができていたのになぁ…)
2回目の行為の時、3回目の時、ここのセリフをどう解釈するかでこの作品の評価が結構変わるのかなぁと思います。
「ヒロインに心を開こうとしない」という、公式のキャラクター紹介から全編にこれが適用されるとなれば、3回目の行為の時のセリフは「ヒロインという人形」を失わないための上辺のセリフととらえることになると思うのですが、これだとかなり精神的にキツイ。
なので、私は自分に都合がいいように、「雪久さんはペンダント事件で改心し、ヒロインに対して本当に愛情を感じている」という解釈を採用していますw
ヒロインが3回目ののシーンまで(実際には二人はもっと体を重ねている)のに、「イク」ことを知らなかったあたり、雪久さん的には本当にヒロインのことを心から愛していなかったんだと透けて見えるわけです。だって女性経験豊富な二次元男子だったら、女性をイかせるなんてお茶の子さいさいなんですよ(暴論)
でもイッたのが分かって嬉しそうにしてくれるんですよね、3回目のシーン。これって確実な心境変化だと思います。大切な人という認識に変わったんだと、私は信じてます。
でもその「大切な存在」の愛し方・守り方がやっぱりなぁ…とは思います。
本編最後のセリフは「あぁやっぱり歪んでるのね…」という感じ。
アニメイト特典だけ最初は買ってたので分からなかったんですが、ステラ特典は病んでましたので、本編最後のセリフが効いてるな~!と。ヒロインは宝箱の中から自由には出られない。でもあんまり不幸せに感じないんですよねぇ…
なんでかなぁと、かなり考えたんですが。アニメイト特典を先に聞いたこともあるとはもうんですが、時代的なものもあるのかなと結論が出ました。
時代的にも身分的にも、ヒロインがやたら自由を求めていなくても納得できるんですよね。
さらにヒロインに関して「本当は自由を夢見るお嬢様」とか「結婚がイヤでイヤで仕方なかった」みたいな表現がなかったので、都合よく考えてます。
屋敷内の自由と、雪久さんと一緒の外出の自由。約束を破ればお仕置きがありますが、それ以外は愛情たっぷりで生活できそうなんですよね。
アニメイト特典、めっちゃラブラブしてたし…すごいエロかった…ときめいた…
すごく幸せになってほしい二人でした。
ヒロインさえ悲観的にならないで、根気よく雪久さんのことを光の方へ引っ張り上げてくれたら、正しく幸せな二人になれると思います。頑張れヒロイン!!!
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